「そろそろエフェクターも欲しいな〜……でも、まず何からかったらいいだろう?」
ベースをはじめてしばらくすると、音作りにも興味が出てきますよね。
YouTubeで「初心者におすすめのエフェクターを教えて下さい!」というコメントをいただいたので、今回は「初心者におすすめのエフェクター」をお伝えしていきます。
どんな音楽をやっているかとか、人によって状況も違うので、今回の内容は、必ずしもベストな回答ではないかもしれません。
そこで、私の独断と偏見で「これは足元にあると良いよね」というものを3つ選びました!
特に順位はないので、欲しいな〜とか気になったものから揃えてみてくださいね!
こんにちは、ベースライン研究所所長のたぺです。当研究所(サイト)にお越しいただきありがとうございます!ここを訪れてくれたあなたも既にベースをこよなく愛する研究員。共にかっこいいベースライン作りの研究をしていきましょう!
私は、初心者でも積極的にエフェクターを使っていってもいいと思っています!
その理由についてはじっくりとこの記事を読んでもらう中で知ってもらえるかと思います。
プリアンプ
「プリアンプ」というのは、簡単に言えば
です。
●プリアンプについて詳しく知りたい方はこちらもチェック
→【何が違うの?】「プリアンプ」と「イコライザー」の違いを教えます!
おすすめプリアンプ
邦楽ロック好きなら
SANSAMP
ベーシストの定番アイテムとなった「BASS DRIVER DI」は、国内では、この22年間で5.5万台を優に超えるBDDIが販売され、膨大なベース・ラインがBDDIでサポートされてきました。また、当社(All Access Inc.)の企画でJapan限定モデルのBASS DRIVER DI-LBが2015年にリリースされ、国内1,000人に及ぶベース・プレイヤーにもご購入いただきました。
メーカー | Tech21 |
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種類 | プリアンプ&歪み系 |
お値段も中堅どころで、プロも使っている機材です。
もちろんもっと安いプリアンプもありますが、邦楽ロック好きであれば、買っておいて損はないプリアンプだと思います。
また、実はこのSANSAMP、直接ヘッドフォンを繋いでヘッドフォンアンプとして音を聞くこともできるので、「家ではアンプで鳴らせない!」という方にもオススメです。(正規輸入代理店のキクタニミュージックのSANSAMP紹介ページに記載されています)
ヘッドフォンアンプとして使う場合の注意ですが、ヘッドフォン端子はステレオで、SANSAMPから送られる信号はモノラルなので、ヘッドフォン端子を「半挿し」で使います。(全部差し込むと、片側からしか流れません)
「半挿し」が面倒だな〜という方は、専用の変換プラグも売っているので、そちらを購入されるのもいいかなと思います。
ただ、SANSAMPを裏技的にヘッドホンアンプとして使うくらいならば、後に紹介するDarkglassやEBSの方がすぐれものです(^_^;)
詳しくは記事も参考にしてみてくださいね!
歪ませたベース好きなら
M80 BASS D.I.+
クリーンとディストーションのモードを持ち、ディストーションは原音ミックスで自然な歪みが得られるプリアンプ/DI。
3バンドEQに加えCOLORスイッチ(プリセットEQ)やGateスイッチ&TRIGGERコントロール(ノイズリダクション&ノイズフロア・スレッショルド)も装備。
ジャンルを選ばずにアグレッシブな音作りが可能です。
メーカー | MXR |
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種類 | プリアンプ/DI |
もう少しお安い価格帯で、高機能なのが「MXR」の「M80 BASS D.I.+」。
SANSAMPと並んで、2大ベースプリアンプの定番品です。
1台でも多機能なものが欲しいなら
EBS Micro Bass 3
コンプレッサーやチューナーも1台にまとまった超オトクな1台。
ドライブ(歪み)チャンネルとの切り替えができるので、1台で2つ分のエフェクターが楽しめます。
ちょっとお値段は高くなりますが、色々一度に揃えたい! という方にはいいかもしれないですね!
本格志向なら
近年、人気急上昇中&所長たぺも愛用している「Darkglass」。プロも使っている人が多い機材です。
1台5万円前後の高級機材ですが、音質は最高です!
「もし、もう自分はベースを極めるんだ!」と決めているのであれば、トライしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに私が使っているのは「VINTAGE ULTRA」
今、素晴らしいクリーンサウンドから味わい深い飽和感に溢れたトーンまで、全て小さなポータブルプリアンプで作ることができます。
それがDarkglass Electronics Vintage Ultra。ベーシストが望むトーンを作り出す、“Tone Elixir”。ローエンドを愛するプレイヤーのための、まさに万能薬です。
歴史的な数々のベースサウンドを作る、Darkglass Vintage Deluxeと、よりモダンなトーンを作る多機能プリアンプ、b7k Ultraの機能性を融合。よりクラシカルなベーストーンを求めるプレイヤーのためのベースプリアンプペダル、その最高峰
メーカー | Darkglass Electronics |
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種類 | プリアンプ&歪み系 |
たくさんプリアンプの種類があるので、店頭で弾いてみて、音を聞いて選ぶことをオススメします。
【機材レビュー】Darkglassの歪み/プリアンプの違いをわかりやすく解説!B7K 、B3K、VINTAGE、Alpha・Omega、MICROTUBES X、ULTRAシリーズの違い
プリアンプをオススメする理由
音作りにおいて、特に重要なことは、
ここまで読んで「プリアンプって”アンプ”って入ってるけど何者?」と思われた方は、プリアンプについても学んでいきましょう。
プリアンプを理解するためには、アンプについて学んでいきましょう。アンプは、大きく分けるとプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーの3つから構成されています。
ベースから送られた音(信号)を、プリアンプで音作りをして、パワーアンプで音を増幅し、スピーカーから音が出る。ざっくりと言えばこんな構造になっています。
アンプの一部分であるプリアンプと同じような役割を持つエフェクターがペダル型プリアンプ(アウトボードプリアンプ)と呼ばれます。
コンプレッサー
コンプレッサーとは、簡単に説明すると
オススメコンプレッサー
ベース界の定番エフェクター、EBS マルチコンプが正統進化し新登場。
ブルーラベルとなり先代機種Studio Editionで好評だった基本性能は準拠しながらも各部をアップグレード。
Sens.(Threshold)コントロールが追加され、コンプレッションの効き具合により細やかなセッティングが可能になっています。
またヘッドルームにさらなる余裕を生む電源電圧の18V対応(製品自体は9V以上で使用可能)など、クォリティーがより高めてられています。
メーカー | EBS |
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種類 | コンプレッサー |
マルチコンプのレビューはこちら
邦楽ロック王道コンビ!SANSAMPとマルチコンプでBUMP OF CHICKENのsailing dayを演奏してみました!
FenneCompはコンプレッサーを使ったことのないビギナーにも非常に扱いやすいシンプルで直感的なコントロールと、高音質を両立させたベース用コンプレッサーエフェクターです。
メーカー | Vivie |
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種類 | コンプレッサー |
ボス インテリジェントなマルチバンド・コンプレッサー
ベースの原音のキャラクターを維持したまま反応
スタジオ・クラスのマルチバンド・コンプレッサーに匹敵する内部処理
シンプルな4つのつまみ操作
18Vに内部昇圧された充分なヘッドルーム
メーカー | BOSS |
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種類 | コンプレッサー |
メーカー | Darkglass Electronics |
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種類 | コンプレッサー |
マルチエフェクター
モノマネも今は本物と違いがわからない時代です。
この記事を書いた頃は「モノマネは所詮モノマネ」と思っていましたが、今のマルチエフェクターは全く違いがわからないと感じる人が続出するほどのクオリティーです
本家とマルチエフェクターを比較してみましたのでぜひそちらも読んでみてください!
本家 VS ZOOM B1 FOUR(マルチ)比較5戦!ベースエフェクターSANSAMP、MXR、BOSS、DARKGLASS聴き比べ対決!
オススメマルチエフェクター
お手軽プライス&省スペース
ZOOM MS-60B(マルチストンプ)
ベースに特化した52エフェクト&6アンプモデル
世界中のベーシストに愛用されている人気ストンプボックスをはじめ、入手困難なヴィンテージ・ペダル、スタジオ品質のラックマウント・エフェクト、
重厚な低音を生み出すベース・シンセサイザーなど、ベース用にチューニングされた52種類のエフェクトを満載。
メーカー | ZOOM |
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種類 | マルチエフェクター |
エフェクトは52種類、アンプは6モデルが搭載されたマルチエフェクターです。
1台の中で複数のエフェクターをつないだ設定もできるので、これ1台でかなり遊べます。
ディレイ? リバーブ? コーラス? 何が必要なのかわからない! という方は、どんな効果が得られるのかをこういったマルチエフェクターでお試ししてみるのも良いと思います。
お手軽プライス&多機能
ZOOM B1 FOUR
30秒のルーパー機能にリズムマシーン機能もついていて、1人練習用ペダルとしても優秀な1台です!
オンラインで随時配信されるアンプモデル、エフェクト、パッチを追加することができるというのもすごく魅力的ですね。(マルチストンプも可能です)
初心者におすすめエフェクター3選まとめ
それでは、最後にこれから必要な1台を決めるべく、おさらいしていきましょう!
①プリアンプ
音作り初心者は、まずアンプで良い音をつくれることが大切。そのためにアンプ的な音作りが家で練習できるプリアンプを1台持っておくことをオススメします!
2コンプレッサー
音を補正するような役割もありますが、ベーシストの音作りとして「コンプ感のある音」も一つの個性。音の「おめかし」的に使っていきましょう!
3マルチエフェクター
いろんなエフェクターのお試しができる機材。「自分に必要なエフェクターがわからない!」という場合は、これ1台で色々試して模索していくことがオススメです!
買ってみたいエフェクターは決まりましたか?
実際には、やっている音楽やどんな方向性のサウンドにしたいかによっても最初に買うエフェクターは変わってくると思います。
大事なことは、