Darkglass ELEMENT使い方徹底レビュー!3つの魅力とは

2020年7月にDarkglassから発売された新商品「ELEMENT」

今回その魅力と使い方について、余すことなくお伝えしていきます!

こんにちは、ベースライン研究所所長のたぺです。当研究所(サイト)にお越しいただきありがとうございます!ここを訪れてくれたあなたも既にベースをこよなく愛する研究員。共にかっこいいベースライン作りの研究をしていきましょう!

ELEMENTは何ができる?3つの機能

ELEMENTの機能は、大きく3つ。

  1. IRキャビネットシミュレーション
  2. ヘッドホンアンプ
  3. DI

それぞれ詳しく解説していきます!

宅録に革命を!IRキャビネットシミュレーション

Darkglassは、特に歪みに力を入れているベース専用エフェクター、アンプメーカー。

ちなみに歪みのプリアンプだけでも、現行品で12種類もあります。

実際には、4タイプ×3つのグレードで12種類という内訳で、その最高グレードの「ULTRAシリーズ」に「IRキャビネットシミュレーション」が搭載されていました。

そのIRキャビネットシミュレーションに特化し、更にパワーアップしたがの今回ご紹介する「ELEMENT」なのです!

IRキャビネットシミュレーションの何がスゴイ?

「IRキャビネットシミュレーション」のスゴさとはなにか?

一言で言えば、

本物のアンプサウンドの再現力!

アンプを使うことができない、あるいはアンプを持っていないという状況でも、より本物のアンプで鳴らしたような音を再現できるのです。

主にこの機能は、宅録をしたい方には欠かせないツールとなるでしょう!

どうしてアンプサウンドを再現できることがスゴイの?

アンプも機械なんだし……再現ってそんなにスゴイこと?

もしかしたら、「アンプの再現力が高い!」と言われても、ピンとこない方もいるでしょう。

「アンプで鳴らしたサウンド」というのは、アンプの回路やキャビネット(スピーカー)だけで再現できるわけではないのです。

床や壁、マイクの種類・位置など、複雑な要素が絡み合っています。

これらを再現することができるのが「IR(インパルス・レスポンス)」なのです。

IR登場以前にも、アンプを再現できるアンプシミュレーターはありましたが、クオリティは段違い!

従来のアンプシミュレーターは、開発しているメーカーが「擬似的に」「機械的に」それっぽい音を作り出していました。

それに対し、IRは実際の環境、本物の機材を使って集めたデータから再現しているため、より「本物っぽい」と感じるのです。

「キャビネットシミュレーション」について、詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてくださいね!

ULTRAシリーズのキャビシミュと違うの?

ULTRAシリーズもっているから、ELEMENTは要らないかなぁ?

Darkglassは今までにも、プリアンプのULTRAシリーズにキャビネットシミュレーション(キャビシミュ)は搭載されていました。

そこで気になることは、ULTRAシリーズのキャビシミュとELEMENTは同じ性能なのか? ということですよね!

答えはNo! ELEMENTになってパワーアップしています。

大きく5つ進化したポイントをまとめました。
  1. 音質向上(ローノイズ化)
  2. 1台に5つのIRがセット可能
  3. スマホでIR差し替え可能
  4. Bluetooth対応
  5. AUXとのバランス調整可能

音質向上(ローノイズ化)

ELEMENTのキャビシミュでの特に一番の大きな進化は

音質の向上
今までよりもノイズが軽減されているので、これまでのULTRAシリーズでノイズが気になっていた方にもオススメです!

1台に5つのIRがセット可能

ULTRAシリーズのキャビシミュでは、IRはパソコンのソフトで切り替え・選択するので、1台に1つのIRしか選択できませんでした。

ELEMENTでは、最大5つのIRがセットできて、本体のスイッチで切り替え可能なのはかなり便利になりましたね!

スマホでIR差し替え可能

ULTRAシリーズでは、IRの切り替えには「Darkglass Suite」というパソコン専用ソフトが必要でしたが、ELEMENTはスマホアプリで切り替え可能に!

※動画では、「Androidのみの対応」と言っていますが、現在はiPhoneのアプリも対応しています!

Darkglass Suiteをダウンロード!(公式ページに飛びます)
https://www.darkglass.com/suite/
スマホで切り替えができるので、ステージやスタジオなど外出先にパソコンを持ち込まなくていいのはとても便利ですね!

Bluetooth対応

音源に合わせてベースを練習したいときに、Bluetoothでスマートフォンと接続できるように進化しました!

いちいちケーブルを用意しなくていいのは嬉しい機能ですね(^^)

ヘッドホンアンプとしての使い方で詳しく解説していきます。

接続方法・使い方

ELEMENTは、見た目的にもエフェクターの常識を覆す新しいデザインがかっこいいですね!

通常、足で操作するためのスイッチやツマミなどがゴテゴテと並んでいるのが普通ですが、ELEMENTは凹凸がないフラットなデザイン。

IR切り替えスイッチもiPhoneのホームボタンのように平面で、音量調整のつまみの代わりにパネル操作になっています。

▼なぞるだけのかんたん操作!

※ヘッドホンアンプとして使う場合に使用します。

それでは、ELEMENTの主な使い方と接続方法について解説していきます!

キャビシミュとして宅録などで使う

今回は、宅録の状況を仮定して以下のようにつないでみました。

ELEMENTはキャビネットシミュレーション専用機なので、基本的にプリアンプなどエフェクターで音作りをした後に使うことを想定しているため、プリアンプを今回つないでいます。

ELEMENTの左側面からXLRケーブルでオーディオインターフェースへとつないでいます。

アンプに接続する場合は、INとOUTの向きに間違わないように注意しましょう!

※宅録などでシールドを挿す向きと逆になっています。

電流の大きさに注意!
ELEMENTが正しく動作するためには「250mA」必要なので、専用でないパワーサプライを使って電源供給する場合にはこの値に注意しましょう!
切り替えはかんたん! ボタン一つで1〜5で使用しているIRの番号に点灯します。
▼点灯していない場合はOFF
キャビシミュをONにするだけで、アナライザーにも大きく変化が出ていますね。
キャビシミュによって、演奏している空間の“空気感”やアンプの温かみを感じることができます。
IRの種類によっても全く違う音作りになりますが、IRの種類については今回は割愛しますね!

ギターにも対応!

今までのDarkglass製品はベース専用でしたが、ELEMENTはギターでも使用することができます。

今回、Darkglass Suite(キャビシミュ用のソフト)にも、ギター用IRが追加されています!

ベースだけでなく、ギターも宅録で! という方には、とても嬉しいですね(^^)

IRってどのくらい選べるの?

気に入るのがなかったらどうしよう……
「IR」は、Darkglassから提供されるもの以外でも、別の場所から購入・入手することが可能です。(サードパーティと呼びます)
また環境が揃えば、自分で作ることも可能!
可能性は無限大です\(^o^)/
もちろん、Darkglass Suiteにもかなりの種類が入っているのでご安心を!

ULTRAシリーズとのノイズの違い

▼ノイズ比較(13:54〜

今回のELEMENTでノイズの軽減が素晴らしいので、私が持っている2年前のモデルのVINTAGE ULTRAと比較してみます。

動画では少しわかりにくいかもしれませんが、「サー」という砂嵐のようなノイズ(フロアノイズ)がULTRAの方は目立ちます。

音量を上げればノイズも大きくなるので、録音やライブなど大きな音を出す場合には、使い物にならないと判断する方も多かったようです。

ELEMENTでは、そのノイズが驚くほど改善されていますので、今までノイズを気にされていた方にはオススメですね(^^)

動画で確認する場合は、イヤホンやヘッドホン推奨。
ベースの音ではなく、頭を埋め尽くすような「サー」という音を聞いてみてください。

ヘッドホンアンプとして使う

次は、ヘッドホンアンプとして使う場合の解説です。

宅録の場合とOUTの接続が変わり、ELEMENT端末上部のヘッドホンアウトにお持ちのヘッドホンをつなぎます。

ヘッドホンアンプとして使う場合、3つのタッチパネルを使用します。

ヘッドホンアンプとしてつないだ場合も、キャビシミュとしての機能は同じです。

Bluetooth接続しよう!

今までもAUX接続ができて、外部音源を流せるULTRAシリーズはありましたが、今回Bluetoothで接続ができるようになりました!

ケーブルを使用しないので、使い勝手がいいですよね(^^)

接続方法は、かんたん。IR切り替えスイッチを長押しして、スマートフォンのBluetooth接続画面で選択するだけ。

ヘッドホンアンプから同時に音源を流せることによって、

  • 練習したい曲を流す
  • カラオケ音源に合わせる
  • ドラム音源に合わせる

などの使い方ができますね!

真ん中のタッチパネルで外部音源とベース音のバランスを調整し、全体音量を左右のヘッドホンを接続した方のタッチパネルで調整します。

ULTRAシリーズでは、外部音源とのバランス調整の機能はついていなかったので、より一層使いやすく改善されていますね!

IRを選ぼう!Darkglass Suiteの使い方

次に、パソコンを使ってIRを切り替える方法について解説していきます。

専用ソフト「Darkglass Suite」をダウンロードしていない方は、公式ページからダウンロードしてくださいね!

Darkglass Suiteをダウンロード!(公式ページに飛びます)
https://www.darkglass.com/suite/
もし以前にダウンロードされている場合は、アップグレードが必要になるのでお忘れなく!
「Darkglass Suite」は、ELEMENTだけでなく他のDarkglass製品にも共通するソフトです。

Darkglass Suiteを立ち上げ、専用ケーブルで接続する

ソフトを立ち上げるとこのような画面になります。
ELEMENTは電源につなぎ、付属の専用ケーブルでパソコンに接続しましょう。
するとこのような画面が出てきます。これがDarkglass Suiteのホーム画面です。
上部に5つ並んでいるのが、現在選択されている5つのIRです。

「User」「Factory」「Favorite」タブの使い方

「User」「Factory」「Favorite」という3つのタブがあります。

User
外部で手に入れたIRがある場合は、こちらに入れることができます。
Factory
Darkglassが提供しているIR一覧を見ることができます。
Favorite
Factory内で、☆印をつけたIRを一覧で見ることができます。
Factoryにはかなりの数のIRが入っているので、よく使うものには☆をつけておくと便利です。

IRを切り替える方法

1〜5のスロットを変えたい番号にセットします。

あとは、「LOAD」のボタンをぽちっと押すだけ。

これで切り替え完了です!

「IR」って、マイクとかアンプとかの情報を沢山含んでいるのでデータが重そう……という感じがしますが、実際は数秒くらいの音のデータなのでボタンを押せば一瞬で切り替わります。

「キャビネットシミュレーション」について、詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてくださいね!

まとめ:ELEMENTはどんな人におすすめ?

今回は、ELEMENTのキャビネットシミュレーター・ヘッドホンアンプとしての使い方について解説してきました!

ULTRAシリーズのキャビシミュと比べても、

ノイズの軽減
という大きな変化があるので、今までのULTRAシリーズを持っている方にもオススメです!
ELEMENTは、歪みペダルのように大きく音色を変化させるエフェクターではないので、エフェクター初心者の方にはあまりピンとこないかもしれません。
これから宅録していきたい!
アンプから音が出せない自宅でもできる限り本物に近い状態で練習したい!
という方には、とても便利なツールですので、是非チェックしてみてくださいね(^_-)-☆