オーガニックなリズムとクリエイティブなルーパーを融合させたRC-10R Rhythm Loop Stationは、ライブや楽曲制作、日々の練習において、新たなインスピレーションを与える次世代のルーパーです。
メーカー | BOSS |
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種類 | ルーパー&リズムマシン |
イズントシーラブリーをベース一本で演奏してみました。
ループ解説
BOSSのRC-10Rという機材を使っています。
これはルーパー機能とリズムマシンが連動したスーパーマシンです。
これを使うことで、リズムマシンの上でルーパーを使っていくことができます。
今回R&Bのリズムの16分音符がハネている感じのリズムを選んで演奏したので、原曲のイメージよりもかなりタイトになっています。
(こんなのはイズントシーラブリーじゃない、とお叱りを頂いたり^^; でもこうやって自由に楽しむのがジャムセッションだと私は思います。)
というわけで、ベース→コードの順番でループを録音してその上で、メロディとアドリブを弾きました。
コード進行
|C#m7 |F#7 |B7 |EM7|
|C#m7 |F#7 |B7 |EM7|
|AM7 |G#7 |C#m7 |F#7|
|AM7(onB)|AM7(onB)|E(キメ)|E(キメ)|
16小節で1コーラスが構成されています。
もっと言えば、14小節+キメのフレーズ2小節さえ覚えれば、セッションできてしまうのもこの曲が愛され続ける秘密ですね。
また最後の2小節のキメも、ペンタトニックスケールを使ったフレーズなので覚えてしまえば手クセのように弾けるようになります。
アドリブセッション的な観点でいうと、毎回1コーラスの終わりにキメが入るので、「ロストしづらい曲」でもあります。
「ロスト」とは、今バンドが何小節目を演奏中なのかわからなくなってしまうこと。
特に初心者は、自分のフレーズを弾くことでいっぱいいっぱいなので起こりがち。
ですが、これは油断すると上級者にも起こることです。
大事なのは「ロストしないこと」よりも「戻ってこれること」なのです。
コードやリズムを聞いても戻ってこれるならばいいのですが、パニックになっていると冷静になれないものです。
しかし、この曲は1コーラスの最後にキメが入ります。
なので、ロストしてしまったら落ち着いて、演奏を止め(あるいは周りを聞ける状態でアドリブし)
キメが来たところで頭の中をリセットする。
こういうふうに行うことで、戻ってくることができます。
このように、短い小節で、キメがあり、(説明を省きましたが)転調しない曲は、
初心者から上級者にも愛されるスタンダードナンバーなのです。
アドリブ解説
アドリブを弾くときのポイント(音使いなど)は話せば長くなるのでまた別の機会に改めてお話しますが、
アドリブを演奏するときはまず、
- 歌うように行くか?
- リズムを感じさせるように行くか?
- 繰り返しで音を埋めるか?
といいうようなざっくりとしたフレーズを型を考えます。
今回は、前半は結構リズミックに攻めています。
そして、サビに当たるところでかなりメロディを引き立てています。(このメロディを思いついた時絶対に入れようと試行錯誤しました^^;)
アドリブのラストで繰り返しフレーズでキメの直前まで盛り上げています。
こういうようにざっくりと「ストーリー」をまずは意識することが大事です。
セッションの構成とメロディフェイクについて
アドリブが終わったらメロディに戻ってきます。
ジャムセッションでは「テーマに戻る」なんて言います。
(実際のメロディのことを「テーマ」と呼んだりするので)
アドリブ前を「前テーマ」アドリブ後の締めを「後テーマ」と言ったりもします。
(イントロ)
↓
前テーマ(短いものの場合2コーラスくらいやる。歌かインストか、曲やその時のメンバーによって異なる。)
↓
ソロ回し(よくある順番としては管楽器、ギター、ピアノ、ベース、ドラムなどと回していく。リズム隊の場合ソロは省略する場合もある)
↓
後テーマ(短い場合は2コーラス以上。盛り上がる場合はそれ以上やることも)
↓
(エンディング)
メロディをただ弾いたり、時にはボーカルが歌ったりするのですが、
「フェイク」というメロディ崩しを行ってアレンジする場合があります。
後半だけでやっていいわけではなく、前半でやっていいし、アドリブが思いつかないときは、メロディっぽいことを弾いてフェイクしてもいいですよね。
アドリブのフレーズを考えるときの大きなヒントになるので、たとえベーシストでも曲のメロディ(テーマ)は弾けるようになるととってもいいです。
使用機材
<使用機材>
オーガニックなリズムとクリエイティブなルーパーを融合させたRC-10R Rhythm Loop Stationは、ライブや楽曲制作、日々の練習において、新たなインスピレーションを与える次世代のルーパーです。
メーカー | BOSS |
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種類 | ルーパー&リズムマシン |
詳しい解説はこちらの記事で書きました。
ボス インテリジェントなマルチバンド・コンプレッサー
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シンプルな4つのつまみ操作
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メーカー | BOSS |
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種類 | コンプレッサー |